2007年5月3日木曜日

慣用表現の意味


この頃、いくつかのところで慣用表現の意味、さらに言えば使い方の正誤についての議論を聞いたり、読んだりした。しかもその場合、なぜか実例として引き出されるのは、「鳥肌がたつ」という表現だった。

たしかにこの表現は、恐怖や戦慄など、普通の価値判断で言えば不愉快な場面に直面するときの感じを伝えるものだと教わる。一方では、最近の会話や文章には、予想を超えた素晴らしいことに出会ったときの、感動の大きさを表わすものとして多くの人々がこれを意識的に用いる。そこで、言葉の意味に敏感で、伝統にこだわる人たちが、思わず「鳥肌がたつ」思いをしてしまう。

言葉の意味が刻々と変わる。それを意識しないでついつい順応してしまうものもあれば、どうしても引っかかって、言葉の現場では立ち止って考えてしまうものもある。その中で、過激な用例は、議論の対象となる。ただし、たいていの場合、そのような議論が言葉の用法にさほど影響がないことを付け加えたい。あえて言えば、言葉の変化のためには、ささやかな道しるべとなることで意味があるかもしれない。。

One may want to remember this expressing, literally means "having goosebumps", this is used to express some horrified feelings, and to the recent time, even refer to extreme excitement.

新日本語の現場

0 件のコメント:

あなたのコメントをどうぞ。タイトルをクリックして、「コメントを投稿」を選んでください。