2007年5月15日火曜日

プリザーブドフラワー


大学の同僚の一人は、郊外に家を持ち、大自然のなかから花を取ってきては乾燥させて飾りにしている。それが好評を受けているので、友人にもよく分けてあげている。そのようなきれいな花を日本語でどう呼ぶべきかは、ゆっくり考えたことがない。説明しなければならない場合でもあれば、「乾燥した花」と、英語の言い方をそのまま日本語にするだろう。

しかしながら、テレビを見てみると、思わぬ言い方を習いました。プリザーブドフラワーだそうだ。とりわけ母の日にあたる先週の週末あたりは、頻繁に話題に上り、それこそ高級なデパートとかで扱われるような、高級なイメージが伴うものらしい。

それにしてもしっくりしない表現だ。英語の言葉を日本語の語彙にするというようなケースなら、いろいろとあるのだが、このような、英語としても熟していない、場当たり的な表現をそのまま外来語として用いるというのは、あまり芸がなくて、速急ではなかろうか。こういう表現に上品さを求める、感じ取るという感覚には、ちょっと追いつかない。

花といえば、生け花。そのような豊かな伝統をもっている日本語だけに、もうすこし気の利いた表現が生まれないのだろうか。

Dry flower. In Japan, it is sold in an elegant department store and has a name of "preserved flower". To my mind, this is rather an extreme example of Japanese lown words.

JPFA

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