2007年5月13日日曜日

漢字


日本の人々は、やはり勉強好きだ。しかもいろいろな分野の中では、漢字をテーマにするものが多い。漢字検定を始め、学校教育から社会人の生涯学習にいたるまで、漢字はつねに勉強する内容のトップに挙げられる。

おそらくこれとはかなり性格や性質の違うものだと思うが、日本語を学習する学生たちも、漢字の勉強で悩んでいる。ここ数日も、じつは複数の学生から、漢字をどうやって勉強したらいいのかと質問された。答えに窮した思いをさせられた。初心者を対象にすれば、漢字の書き方、文字の由来や意味などを記憶させることは、つねに優先課題だ。クラスで教えると、いかにして学生たちに絵を描くように漢字を書くのを止めさせて、これを文字として覚えさせるか、ということで苦心する。しかしながら、日本語をまともに勉強しようと志す学生には、問題は違うレベルにあるはずだ。いまのところ、ともかくつぎのように答えてみた。「漢字といえば文字を書いたり、読んだりとは思わないで、これはあくまでも日本語の語彙の勉強だという気持ちで取り掛かってください」と。どこまで理解してもらえるのだろうか。

一方では、そのような勉強を手伝ってあげたい。どうすれば一番有効なんだろうか。正規の授業には、おのずと限界がある。楽しくやりながら覚えてもらおうと思えば、なにが可能だろうか。学生たちが飛行機のなかでただただゲームに夢中だったのを目撃した。ゲームの店を覗けば、DSのコーナーには、「脳トレ」と称して、漢字をテーマするものは何点も置いてある。可能なアプローチなのだろうか。

A few students asked me how to learn kanji, a true question while they came to the real Japan. How can I help them?

漢字の渡り鳥

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