2007年5月21日月曜日

プロ意識


友人と雑談して、つぎのような見解を聞いた。「日本人気質の一つは、そのプロ意識にあり」と。言い得たりと、感心しきりだった。

言葉使い、日本語の語彙などをとりあげてみてもそのような実例にはいくらでも出会う。理髪店に入り、ヘアカットを待っている間に、なにげなく傍に置いてある雑誌をめくってみれば、カットを頼むにあたっての用語は、絵を添えて細かく解説してある。明らかに美容師との会話以外では、おそらく絶対に必要のない言葉だが、それでも理髪店、美容店に入れば、知っておいて「得」、というような前提で編集されていた。読んでみて、だれでも準プロになれるといった錯覚を持たせてしまう、不思議な文章だった。

思えば、どのような国、文化の中でもプロがいる。そして、そのようなプロの人々の間にしか通用しないような言葉がある。しかしながら、そのような言葉を自分なりに理解し、応用し、それをもって、一人の人間がさまざまなプロの分野に立ち入ってみたいという願望を持つ、というのが、日本的なものかもしれない。

Every professional field has its own vocabulary. In that sense, Japan is unique that many normal people tend to learn and to use real special expressions.

用語集

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